ちょっと絵のこと。。
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代って、もうすでに、筆のあとの残らない写真のような絵を描くことが完成されてたんだよね
それからレンブラントとかヴェラスケスとかが敢えて筆の後を残すようになって、マネとかモネとか印象派って呼ばれるような人たちがそれを発展させていったって
それからの人たち(ゴッホとかロートレックとか)が絵に私情をはさむようになって、
そこからは一つの絵に2つの構図をぶち込んだり、もはや形を描くのを放棄したりしていった
それでデュシャンが便器にサインを書いただけのものを出展しようとしてから、アートは頭ん中でやるもの、つまりコンセプト傾向の強いものが主流となって。。
そうしてここ数十年でその枝葉は無数に分かれて、アートのインフラ状態になっているのが今の時代だと思う
でもその中(欧米流のコンセプトの中)でなにをやっても、たとえ突拍子もないことをやっても、すべてデュシャンの延長線上でしかないように、あんましものを知らない僕には思える
でも人は原点に帰るもの、何かが流行ったらその反対方向に流れるもの
ダ・ヴィンチが写実を極めて以降、敢えて崩した絵に流れがむかったのもそう、今の人だってグラフィックでできるものを敢えてアナログでやったりもするよね
(今の時代に敢えてファミコンやったり、今だに年賀状とか書いてる w
そういう流れでいうと、そろそろ普通のアナログ絵画に流れがシフトしてくるような気がするんだよね
頭ん中で考えて絵を見るのもいいけど、それだけじゃつまんないよね
絵はやっぱり見て、心で感じたいよね、っていうのが大半の意見だと思う
そうしてみんなが思ってること、そこには需要がある
でもそれだけじゃ面白くないから、そこに色々な要素、レイヤーを重ねていこうと思う
芸術は、今も昔もその時代の最高の技術を取り入れていたものだからね
油絵も、当時としては最新技術だったんだし、プロジェクションマッピングだって、街で普通に使われる何年も前にアーティストがいち早く自分の作品に使っていたんだし
つまりパッと見のビジュアルがよくって、それで意外と考えられてるなぁっていうようなものが、ぼくはつくりたいんだ◎
そこでいうとデミアン・ハーストは本当にすごいと思う
そのコンセプトがまず高く評価されているのだと思うけど、作品のセンス、面白さ、インパクト、完成度が完璧で、すっごい洗練されているよね
.。oO(ああ、だからあんなに高値で取引されているんだね
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